なすみの暮らしログ

私の一人暮らしの記録です

なすみの暮らしログ

卵巣嚢腫‐概要‐
卵巣嚢腫のはじまり
卵巣嚢腫手術入院の持ち物
卵巣嚢腫の入院費

卵巣嚢腫の腹腔鏡手術 ②後半戦

f:id:nasumiblog:20210104182509j:plain

*私が入院したのはコロナ前です。

10 / 31
( 入院2日目 )
 

 

手術日・術後の予定
  • 目標:出血がなく、傷の痛みが軽く過ごすことができる。
  • 体の向きを変え、足を動かすことが出来ます。
  • 尿の管が入ります。
  • 患者様の症状によっては予定が変更になることがあります。

 

咳がとまらない

術直後からとにかく咳がとまりません。

手術の時の挿管チューブの入り具合が悪かったのでしょうか?

咳を2回ごほごほして、息を吸ったら、また咳をしての繰り返しです。

 

手術室から病室に帰ってきてすぐにはベッドの周囲にたくさん人がいます。

ベッドごと患者を運ぶのは言うよりも大変です。

部屋に戻ったら確認することや、移動の時だけ使用する酸素ボンベ等の片付けもあり人手が必要です。

 

ベッドの足元付近にいる人が「こんなに咳する人いないよね」と言っているのが聞こえました。

少しして「こんなに咳する人いたっけ? 」というのがまた聞こえました。

おそらく私には聞こえていないと思っているのでしょうがばっちり聞こえています。

客観的に私を見ればまだ手術が終わったばかりで麻酔の影響もあるから意識ははっきりせず、周囲の状況も把握できていないように見えたでしょう。

誰が言っているのだろうと思って目をやりますが、裸眼のせいで見えません。

しかし、その意見には同意します。

私も術後の患者さんでこんなに咳をしている人はみたことありません。

 

学生さんが指導係のナースと来ました。

血圧、体温、脈拍、SPO2と順番に測っています。

「あと呼吸回数だよね」と言われてるのが聞こえますが、途絶えることなく咳をしている人の呼吸回数に意味はあるのかな?

とか思いながら、心の中で学生さん頑張れ!と思っていました。

 

同室者に迷惑かけてないか心配

咳もつらいですが、ここは4人部屋なので同室者に迷惑をかけていないかと気になって仕方ありません。

うるさいと言われても自力で咳をとめることはできません。

静かにしてと言われたらどうしようととても不安です。

実際、働いていた時に音のトラブルはよくありましたから、その記憶がよみがえります。

咳を止めるには眠らせてもらうしかないと思いました。

「咳が止まらなくてとてもつらい、お部屋の人にもうるさくして悪いので何か薬で眠らせてほしい」と言ってみました。

断られるだろうと思いつつナースに訴えてみましたがもちろん却下されました。

「えー、なんでー」と思いました。

暴れれば不穏と判断され鎮静剤を使ってもらえると思いますが、そうするには理性が残りすぎていました。

 

私はとにかく同室者に迷惑をかけて悪いなと思う気持ちが強かったです。

少し大きな声で「みなさん、うるさくしてすみません」とカーテン越しに部屋の人たちに声をかけました。

どうやら、夜中に入院してきた若い妊婦さんとその家族しかいなかったようです。

若い妊婦さん:「ねえ、麻酔で朦朧としているね」

母:「そういうことは言わないのっ」と話しをしているのが聞こえます。

どうやら正気ではないと判断されたようです。

ちょっと悲しかったです。

貧血のおばあさんが部屋にいたら気にしないでと言ってくれたのにと思いました。

 

術後に限らず、咳はとめないほうがいいということもあります。

咳をすることでたまった痰を出し、誤嚥性肺炎の予防につながるからです。

しかし、全く痰は絡んでいません。

だったら眠ってしまえば強制的に咳もおさまるのでそうして欲しかった。

そういった薬があることも知っているし。

 

自分で対処するしかない

咳で苦しんでいるうちにマスクを外している方がのどがイガイガしないと気が付きました。

さらに手ぬぐいを口にあてると自分の吐く息でのどが少し加湿される感覚があります。

咳はまだ継続していますがのどのイガイガは少し楽です。

 

ナースの対応に腹が立つ

そうしていたら、担当のナースが見回りにきて注意されました。

しかし、私もゆずれない。

もとの咳のつらさに対して何の対処もされていません。

酸素マスクをつけないとどのような影響が身体におよぶのかも説明されません。

そのナースは「マスクはずさないでー」「つけておいて」と言います。

子供を諭すような口調に腹が立ちます。

敬意を払いなさい。

  

f:id:nasumiblog:20210104154226j:plain

 

加湿することに

私がマスクを了承しないからか「加湿するものがあるので使いますか?」と聞かれました。

さっさともってこいよと思いつつ「そうしてください」と答えました。

そしてすぐに持ってきてくれると思いきや、それ以降音沙汰がなくなります。

あのナースも忙しいのだろうしと我慢しますがその間もずっと咳はでています。

今、何時なのかさっぱりわかりません。

頭元の明かりがまぶしいです。

待ちきれなくなりナースコールを押しました。

担当ではないナースがきました。

電気を消してもらい、スマホをとってもらい、加湿はまだですか? と催促しました。

それが17:30でした。

手術終了後から3時間も途切れることなく咳をしているのか・・・

のどから血が出そうなくらい痛い。

 

それからさらに30分くらいしてやっとネブライザーを持ってきました。

マスクを少しずらして無理やりネブライザーの蛇腹をつっこんで加湿します。

加湿されるとのどが少し楽になりました。

やっと少しほっとできました。

ネブライザーの効果なのか、手術終了から時間が経過していたからなのかのどのイガイガが楽になり咳も減ってきました。

やっとマスクをしていられる状態になりました。

ネブライザーは喘息の患者さんに対して超音波で細かい霧状にした薬液を吸入して治療するものです。

私は加湿目的なので薬液ではなく、水を霧状にしてのどを加湿しました。

 

f:id:nasumiblog:20210104160903j:plain

 

しかし、ネブライザーの霧を直接吸い込むとむせてせき込んでしまいます。

なので顔とマスクに隙間をあけて適度に霧を逃がさないとつけていられない。

これじゃ、酸素だって逃げているだろうし果たしてマスクをする意味があるのだろうか? と思いました。

いや、確実に酸素投与されていません。

ネブイザーは1回につき5分くらいで終了します。

17時過ぎて夜勤のナースに交代になりました。

彼女は適宜声をかけてくれ、加湿するかどうか聞いてくれました。

とても誠実な態度に見えてこの人なら大丈夫と安心できました。 

 

 

 

咳以外の身体の様子

ちょっと時間を巻き戻し、咳以外のことを書きます。

あつい

だんだん身体があつくなってきて汗が滝のようです。

背中は一面、汗でぬれて気持ち悪いです。

アイスノンを借してくれたので頭がつめたくて気持ちいい。

布団はあつくてかけてられずバスタオルだけお腹にかけました。

痛み

おなかの傷は全く痛くありません。

ほんとに手術したの? ってくらい痛くない。

ただ、腹部膨満感があっておなかが重く感じます。

腹腔にガスをいれて膨らませ、中の臓器を見やすくして手術をします。

そのガスが残っていて張っているように感じるのです。

ガスは自然に抜けていきます。

尿管の違和感 

尿管の違和感は今回もとても強い。

身体を少しでも動かすと尿道が痛いので、寝返りをうちたいときはベッドの柵をもってすごくゆっくりと身体を動かします。

尿管が引っ張られて抜けたらどうしようと不安に感じるほどに痛いです。

そうなったら怖いと思って、身体を動かすときには管をおさえて動きました。

生理 

生理になってしまったので経血が漏れないか心配です。

尿管も入っているし下半身が気持ち悪かったです。

まだ、身体もうまく動きません。

寝ながらの着替えはとても大変なのでパットを超えて汚れてしまったらと思うと不安です。

自力で寝返り 

術後、気が付いたら腰が痛くなっていました。

ずっと同じ体勢をとっているのが辛いです。

ベッドの柵をつかんでゆっくり身体の向きを変えました。

尿管が少し動くだけで違和感が倍増して痛い。

尿管も動かないようにつかんで、柵もつかんで寝返りをうちました。

手術をしなかったら寝返りがこんなに大変って知ることもなかったと思います。

 

カーテン閉めて!

術後、ベッドにいる間は人に見られたらかなり恥ずかしい姿です。

とても身体があつくなっているのでバスタオルをおなかにかけているだけです。

浴衣を着ているのでとてもはだけやすい。

そのうえ尿管も入っているので直しても直してもすぐにはだけてしまい常にふともものあたりまで丸見えです。

汗をかいていて髪の毛もべたべた、そんな姿見られたくないと思うのは当然です。

 

術後はナースが頻繁に出入りするのですが、毎回カーテンをきちんと閉めません。 

 

f:id:nasumiblog:20210104154142j:plain

 

私のベッドは廊下側なのでいろんな人がカーテンの前を通ります。

同室者はトイレに行くのに通るし、私のベッドは洗面所側にあるので手を洗った後顔をあげてちょっと横をむけば見えてしまいます。

同室者のところに回診にくる医師も通るし、面会者も通ります。

好奇心でのぞくわけではなくても隙間があれば目にはいってしまいます。

ナースが来るたびに毎回「カーテンはきちんと閉めていってください」と言い続けました。

かなりしつこく言っているのに、なかなかきちんと閉めてくれません。

なんなの?👿

だんだん丁寧にお願いできなくなっていきました。

適当にしていこうとすれば「しまってない! 」と少し大きな声を上げました。

言葉数を多く発するのもだるいし、小さな声では去っていくナースに聞こえないって思ったからです。

なるべく短い文節で伝わるようにするにはちょっと感じ悪いけれど「しまってない」と言うしかありませんでした。

 

昼間の若手から夜はベテランさんに交代しました。

そのナースは隙間のあいてしまうほうを椅子で押さえて、その反対側から出入りするようにしていました。

それからは隙間が気になることはなくなりました。

さすがベテラン。

ちょっとした工夫でお互いにイライラしなくてすむことを知っている。 

 

全然眠くならない

夜の担当ナースはベテランさんのようです。

見た目だけで昼間の若手よりも安心しました。

酸素マスクは消灯前後くらいに外したような気がします。

咳は少し間隔があくようになりましたがまだ続いています。

 

f:id:nasumiblog:20210104154108j:plain

 

消灯してからも全く眠くなりません。

むしろ昼間よりも覚醒しています。

薄暗い部屋のなかずっと目をあけて、ぼんやり点滴とかカーテンとか眺めていました。

たまにナースがきて点滴やウロバック(尿をためている袋)を確認しているのが見えます。

夜にまでせわしなく働いて大変だなと思いながら眺めていました。

「眠れないの?」と聞かれて「はい」と返事しましたが、それだけです。

睡眠薬がほしいけど言ったら迷惑がられそうと思い言えませんでした。

実際、前回のときには嫌がられたし。

スマホで0時をまわったことを確認。

さすがに眠れるかなと思い目を閉じました。

寝たような、寝てないようなという感じで時間がすぎ朝になりました。