退院後、しばらく実家で過ごしてから一人暮らし宅へ戻りました。
それからの話です。
いとこの家に遊びに行く
いとこのUちゃんから「暇なら来ない?」ってメールがきました。
お盆で4日間の休暇をとったのでさそってくれました。
暇だし痛みもだいぶおさまったのでこれなら問題ないと思いました。
動いたほうが体力もつくだろうし行くことにしました。
Uちゃんの家は新幹線で2時間くらいののどかな場所にあります。
新事実発覚
祖母は誤診された?
父から祖母も卵巣嚢腫だったと聞いていました。
伯母さんにそのことを聞いてみるとちょっと父の説明とは異なりました。
伯母さんによると祖母は下腹部にしこりがあるということだけで卵巣がんと診断されたそうです。
腫瘍マーカーを確認したわけでもなく内診やCTもせずに医者から「卵巣がんだ。もう治療するには手遅れで、できることは何もない」と説明されたそうです。
こんな先生がほんとにいるとは
がんだと聞かされ家族はショックを受けたそうです。
しかしろくに検査をしていません。
当時看護学生だったUちゃんがそれをおかしいと思いきちんと検査してほしいとお願いしたそうです。
しかし、その医師は激怒。
別の病院に行って検査してもらうと言ったら「どこに行ったって同じだ!」とまたすごい剣幕で怒ったそうです。
田舎では病院の選択肢もほぼありません。
それではるばる私の母が勤めていた病院に転院し加療することになりました。
転院して手術をして卵巣嚢腫(良性)とわかったそうです。
そして田舎に戻ったそうです。
落ち着いて状況判断すればもとからがんであるとは考られない事例です。
がんと診断する根拠がどこにもありません。
その後、その医師にがんではなかったと伝えたそうですがきまずそうにしているだけであったそうです。
腹立たしい限りです。
父だけ理解が異なっているのが不思議
この一連の出来事は父も知っているはずです。
しかし父に聞くと話が異なるのです。
父の説明は「おばあちゃんはがんと診断されたのに手術したらがんじゃなかった。卵巣嚢腫だった。これは奇跡だと言われたんだよ!」です。
なぜ父だけ理解が違うのだろうか?
不思議です。
でも別に解明したいことでもないのでほおっておきます。
プライバシーは?
バーベキューに参加
近所に住むUちゃんの親戚がBBQするというので参加させてもらいました。
集まったのはみんな親戚みたいですが、誰が誰だかよくわかりません。
それもそのはずです。
簡単に家系図を書きましたがその親戚というのは伯母さんの旦那さんの親戚だから私はよく知らないのです。
関係がややこしいな・・・
Uちゃんとは近所に住んでいるし身近かもしれませんが私はそうではありません。
数年前にUちゃんのお父さんが亡くなった時にお葬式で顔を合わせただけです。
いとこに卵巣嚢腫とばらされた
BBQには帰省していたY君も参加しました。
Y君はUちゃんの弟です。
私より歳は上でUちゃんと同じく私が小さい頃は遊び相手になってくれました。
伯母さんは仕事の都合で参加できなかったので私とUちゃん、Y君の3人でBBQに参加しました。
BBQが始まり普段地元にいないY君はみんなの前で「今日はお誘いありがとうございます」とちょっと他人行儀な挨拶をしました。
そして「なすみは最近、卵巣嚢腫で手術をしてその気分転換に遊びに来ていたので一緒に参加させてもらいます」と勝手に病気のことを発表したのです。
ちょっと👿
驚きすぎて言葉もありませんでした。
私のことを言ってくれたのはいいけど病気のことは言う必要なかったよね?
プライバシーって知ってる?
みんな「大変だったね」とか「快気祝いにたくさん肉くえ! 」とか言ってくれました。
その中の一人は私と同じように卵巣嚢腫で手術したことがあることもわかりよくある病気なんだなと思いました。
しかし、いとことはいえ勝手に人の病気を大勢に発表するなんてありなの?
しかも私がほぼ面識のない人達に。
Y君の神経を疑います。
別に病気のことは秘密ではありません。
でも積極的に発表したいことでもないのです。
BBQが楽しかったので、その夜はあまり気になりませんでした。
でも後から考えるとやっぱりおかしいと思いました。
考えさせられる
未来の私の姿
別の日にはその親戚の人が経営している介護施設を見学に行きました。
親戚の一人が入所しているそうです。
その人は家族関係や経済的に問題をたくさん抱えているそうです。
親戚に囲まれて援助してもらっているからなんとか生活できているような人でした。
でもみんなに支えられながらも精神的には孤立しているように見えました。
伯母さんとおばあちゃんの話をしたり、BBQに参加したり、自分の未来を考えたり、お盆だなという感じで過ごしました。
まだまだ疲れやすい
私の一人暮らし宅からUちゃんの家への移動は、まあ、予想通りとても疲れました。
リュック一つで行きました。
いつもなら全然平気な道のりも乗り換えの途中とか道のはじっこに寄ってしばらくじっとして息を整えてからでないと動けませんでした。
お盆の時期だったので駅は混んでいました。
普段ならリュックがぶつからないように人をよけながらスイスイ歩けます。
しかし、今は身体が重く人をよけきれないかもしれません。
なるべく人口密度の低そうなところを選んでゆっくり歩きました。