卵巣嚢腫が発覚してから生理のことも以前より気に掛けるようになりました。
女性の身体の仕組みを理解する
女性ホルモンに支配されてます
看護学校の先生が授業で「女性は女性ホルモンに支配されているんです」と言ったことが印象に残っています。
そのときは「ふーん」と思うだけで興味がわきませんでした。
私はPMSも生理痛も周囲の人と比べると軽いほうだし、生理も一定の周期できていました。
生理について生活の中で特段困ったことを感じてこなかったので病気になるまでは気にかけてきませんでした。
自分の生理周期を把握することは自分の身体や精神状態も把握できるようになるのでよいと思います。
女性は約28日周期で「生理が終わるころからエストロゲン分泌量増加して減少してくるとプロゲステロン分泌量増加して減少して再び生理」を繰り返します。
生理前の身体の変化
生理前は身体がむくみやすくなったり、ドカ食いしたくなったりします。
これは赤ちゃんを迎え入れることができるようにする準備をするため身体がいろいろためこむからだそうです。
生理前にはプロゲステロンの分泌が増加します。
プロゲステロンは水分を身体にため込む働きや腸の動きを抑える働きがあります。
便が水分を奪われて硬くなり、そのうえ腸にとどまりやすくなってしまうので便秘になりやすくなります。
また、生理前にはエストロゲンが減少します。
すると、イライラしやすかったり集中できなかったり人によって様々な症状があります。
生理と身体症状の関係がわかれば・・・
自分の生理周期とどんなPMS(月経前症候群)が現れるのか知っておくことは大事だと思います。
何も知らずそのような症状が出ると不安になります。
わからないということでストレスも増します。
生理と排便の関係を意識してみると、私も生理前は特に便がかたくなって出にくい傾向があることに気が付きました。
原因がわかれば対処のしようがあると感じます。
便秘になりやすいときにだけ下剤を内服したり水分摂取や食事に気を付けたりできます。
アプリを利用
私ははじめ手帳に書き込んでいました。
しかし、手帳に書き込む数十秒の手間すら面倒になり生理のはじまった日を忘れてしまうことがしばしばありました。
アプリは生理周期も自動で計算してくれるし生理開始予定日の1週間前にお知らせもしてくれるのでとても役にたちました。
診察のときの話
婦人の診察の時にも生理がいつきたかなど聞かれます。
生理の前には卵巣が少し大きくなるので測定した卵巣の大きさがどうなのかを判断するために必要な情報だからです。
病気によっては月経量や不正出血の有無等聞かれることもあると思います。
受診の前にアプリを確認しておけば診察もスムーズに受けられます。
なぜか怒られた
以前、診察を受けたときにその月の生理開始日を答えられなかったことがありました。
たまたまスケジュール帳に書き忘れてしまったためです。
なので先生に「ちょっと今月はメモし忘れてしまって・・・えーっと先週か先々週だったかな」と答えました。
先生は忘れてしまったのなら仕方ないという反応で「そうですか」と言いました。
診察室にはいつもは先生一人です。
私は経腟エコーも内診もしないので介助する人はいなくてよいからです。
しかし、その時はなぜかナースも同席していました。
先生の後ろから眉間にしわをよせた顔でちょっときつめの口調で注意されました。
ちゃんと思い出してください
大事なことですよ
・・・・・・( 感じ悪っ・・・ 忘れたものは仕方ないじゃん )
一瞬、不穏な空気が・・・でもすぐに
あ、いいよ、いいよ、大丈夫、うん、うん
言い方にちょっとムッとしましたが、先生がすぐにその場をおさめてくれたことがありました。
きつく言われる筋合いは全くなかったと思います。
ただ、婦人科では当たり前に必要な情報なんだろうなと思いました。