なすみの暮らしログ

私の一人暮らしの記録です

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卵巣嚢腫‐概要‐
卵巣嚢腫のはじまり
はじめの卵巣嚢腫
2回目の卵巣嚢腫

開腹手術で右卵巣を摘出 ②手術終了後

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*私が入院したのはコロナ前です。

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(入院3日目)

 

 

手術後の身体の状態

  • 前あきのワンピースタイプのパジャマ
  • 術後用のパンツ(なかには大きなパットがあてられている)
  • 足には弾性ストッキング
  • 左手に点滴
  • 背中から痛み止めの管(硬膜外カテーテル)
  • 尿管
  • 酸素マスク、心電図モニター装着

 

術後用のパンツ

「術後用のパンツ」とはT字帯タイプのパンツです。

紙製で使い捨てです。

入院してから院内のコンビニで購入しておくように指示されました。

マジックテープでとめており寝ている状態でも開くことができます。

創部の確認や不正出血の有無を簡単に確認できます。

普通のパンツだと脱がせたり履かせたりするのが大変なのでとても便利です。

私が整形外科病棟で働いていた頃は布製のT字帯(ふんどし)を使用していましたが、便利な時代になったなと思いました。

 

手術終了後

16か17時頃、病室に戻ったそうです。

まず感じたのは真っ暗ななかで何かの台に乗せられて全身ががたがた小刻みに揺れている感覚でした。

おそらくベッドで病室へ戻るところだったのでしょう。

 

金縛り状態

全身が金縛りにあっているように意識はあるけど指一本動かせません。

目も開けられないし口も動きません。

しかし、お腹の傷の痛み、腰の痛み、尿管の違和感、のどのイガイガ、顔をおおっている邪魔なもの(マスク)は感じます。

身体は動かせないのに感覚は鋭敏になっていてとにかく全身の不快感がとてもつらかった。

 

そこからはいつのまに意識がなくなったりうっすら戻るということを数回繰り返した感じでした。

 

手術後、家族が帰るタイミング

父は術後しばらくベッドサイドで私の様子を見ていたようです。

ナースから「私たちが見ますので大丈夫ですよ」と声を掛けられたので帰ったそうです。

手術後、意思疎通がはかれる状態になればじゃあねと声をかけ安心して帰れます。

午前中の手術なら夕方まで待つこともできるかもしれません。

しかし、午後の手術や意思疎通がはかれるまで時間がかかる場合もあるので帰るタイミングに困ってしまいます。

ナースが声をかけてくれると家族も助かります。

父がどうしたらいいのかわからず私のベッドの横でただひたすら座っている姿が目に浮かびます。

 

術直後の私の様子

父によると、術直後の私はナースの声掛けに対して首を緩慢に振って反応していたそうです。

そして「あー」とか「ううーん」とか声を出していたそうですが言葉の意味は理解しているようには見えなかったと言っていました。

確かにそのあたりの記憶は全くないのでナースの言葉は理解していなかったでしょう。

 

そんななかマスクは20:45までつけていると聞こえた気がしました。

何回目かわからないけれどふと意識が戻ったとき病室が暗くなっていた(消灯は21時)のでマスクを自分ではずしました。

 

気が付いたら夜

目が覚めたと自覚した正確な時間はわかりません。

マスクはつけておらず周囲は暗かったので消灯後であることは間違いないでしょう。

目が覚めたといっても通常の意識状態から考えればもうろうとした状態です。

それでも、ナースが来てバイタルサインの測定をしたり創部や点滴の確認をしていることはわかりました。

来るたびにパンツを開いて陰部を確認されます。

不正出血の有無を確認しているのでしょうがおまたを見られるのが恥ずかしい・・・

この確認のために術後はワンピースタイプの前あきパジャマでないといけないのです。

多分0時頃にうがいしますかと声をかけられましたが全然したくなかったので断りました。

 

長い夜

そこから朝まで時間の流れがすごくおそく感じました。

まず、全然ねむくならない。

意識はぼんやりとしたままで眠れそうだけど眠れないという感じです。

常夜灯がついていたのですがそれがものすごくまぶしく感じます。

ナースに消してほしいと頼めばいいだけですがなぜか言えません。

遠慮しているからというわけではありません。

その時の意識状態のせいだと思います。

 

手術直後は寒いが、その後はとにかくあつい!

手術室では患者は裸の状態ですが手術室の室温は比較的低めに設定されます。

また麻酔によって体温を保とうとする機能も抑制されます。

そのため、手術室から戻るときには電気毛布でしっかりと体をあたためます。

それでもシバリング(自然と身体がガタガタ震えてしまうこと)がおきる場合もあります。

患者が寒いと訴えている間はひたすら身体をあたためます。

その後、身体はあつくなります。

布団をかけていられないほどです。

 

私は術後しばらく意識がはっきりしませんでした。

なので気が付いたときすでに身体がとてもあつくなっていました。

身体もだんだん動かせるようになります。

ひっくり返った亀みたいに必死に布団を蹴っ飛ばしていたらたまたま来たナースが椅子によけてくれました。

 

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寝心地のわるいベッド

病院のベッドは大抵ウレタンのマットレスをビニール素材のシートでを覆うものだと思います。

吐物や排泄物で汚れてしまった場合でもきれいに消毒すれば使用できます。

これがとても寝心地が悪いです。

汗を逃がすことがないのでとても蒸れる。

ずっと同じ姿勢だとベッドに触れているところがとてもあつくなります。

術後で身体はあついので寝返りをうたずにはいられません。

 

寝返りうつのも大変

ずっと同じ姿勢で寝ていると腰が痛くなるしベッドに触れている部分があつくてたまらないので寝返りをうちます。

自分で動かないとナースに動かされてしまいます。

ずっと同じ姿勢でいると床ずれができてしまうかもしれないからです。

理論的には2、3時間おきに体位をかえないといけません。

傷の痛み具合で加減ができるので人に動かされるより自分で動いたほうがましです。

しかし寝返りすらいつものようにはいきません。

両手でベッドの柵をつかんでやっとの思いで動きます。

点滴が手首やひじにかからない部分に入っていたので、あまり気にせず手を動かすことができました。

身体を動かすと創部と尿道の入口が痛いのでゆっくりゆっくり動きました。

 

パンツ丸見え

身体があつくて布団はかけていません。

気が付くとワンピースの裾がまくれてパンツ丸見えの状態になっています。

私は膝丈のワンピースを購入したのですがもう少し長いワンピースにすればよかったと後悔しました。

寝返りのたびに動かしにくい体で裾を直しました。

尿管も入っているのでどうしてもめくれやすくなってしまいます。

 

フットポンプなくていいのかな?

そういえば足に深部静脈血栓予防のフットポンプはついていませんでした。

これがついていたらかなり煩わしかったと思うのでなくてよかったのです。

のちに気になって調べてみたところ血栓予防のガイドラインによると私の場合は弾性ストッキングまたは間欠的空気圧迫法(フットポンプ)のどちらかでよかったようです。

しかし、多くのブログでは両方使用していたと記述がありました。

つけて悪いものではありません。邪魔なだけで。

その病院(医師)の考え方によるものだろうと思いました。

 

痛みはまだそんなに

おなかの傷はまだそんなに痛みません。

いや、もちろん痛いのだけれどなんとなく身体全体の感覚が鈍い感じがします。

身体を動かさなければ痛みはあまり感じません。

寝返りを打つ時に痛くなります。

こんなちょっとした動作にも腹筋を使っているのかと思いました。

おなかも気になりますが腰も痛いです。

寝たまま動けない状態がこんなに腰にくるとは・・・

一番気になるのは尿管のはいっているところが痛い。

違和感が半端ないってかんじでした。

 

やっと朝

分厚い遮光カーテンの隙間からだんだん外が明るくなってくるのがわかりました。

やっと朝になったとほっとしました。

朝6時になって枕を入れてもらえました。

術後は数時間枕を使用できないので意識が戻ってくるとちょっとつらい。

枕を入れるまでの間、すこしだけベッドごと頭のほうをあげてくれていました。

 

眼鏡をかけて自分を観察

夜のあいだは裸眼だったので周囲はよく見えませんでした。

朝になってナースに眼鏡をとってもらいました。

点滴や尿をためるバック、硬膜外カテーテルの先についている薬の袋などいろいろ見えます。

ぼんやりと点滴が落ちているのを見たり、尿管内にでてくる自分の尿を眺めました。