*私が入院したのはコロナ前です。
( 入院3日目:午前 )
- 目標①:痛みがコントロールでき歩行することが出来る
- 目標②:腸の動きが良好で排ガスがある
- 点滴が終了します
- 傷の消毒を適宜医師が行います
- 日中より歩行ができます(初回は看護師が付き添います)
- 尿の管を抜き、トイレで排泄できます
- 朝は水分のみです
- 昼から食事が再開します
- 看護師が体を拭きます
朝か・・・
眠れたような眠れなかったようなという感じで夜が明けました。
この日もとても天気がいいようで廊下側のベッドでもけっこう明るかったです。
あとからわかったのですがこの病室が東向きだったから朝は明るかったようです。
のどは相変わらずイガイガしているし、咳も出ますが術直後に比べればだいぶましです。
傷の痛みはありませんが下腹部が全体的に重くてだるく、何も食べていないのにおなかいっぱいという感じです。
術後からベッド上安静でずっとねていたので腰痛もあります。
尿管の違和感は強いです。
ふと尿管を流れる尿をみると尿に少し血が混じって薄ピンク色になっています。
尿管が尿道かどこかを傷をつけたのでしょう。
今日、抜く予定になっているので早く抜いてほしいよー。
ナースに許可をもらってベッドの頭のほうを挙げてみます。
めまいも吐き気も出現しませんし傷跡や腹部が痛くなることもありません。
今の段階でもうスタスタ歩けそうと思いました。
暇なのでスマホをいじっていたら麻酔科医が登場しました。
相変わらずのマシンガントークで自分の言いたいことだけ言って帰ろうとするので、「もう、アメなめていいですか?」と確認。
「いいよ」と言って去っていきました。
その後ナースが温かいタオルをくれたので顔を拭き、うがいもさせてもらえました。
顔と口の中がすっきりするだけでだいぶ気分も違います。
歯磨きもすすめてくれたけど、私はとにかくのどのイガイガがつらくてはやくアメをなめたかったのでお断りしました。
あと3時間くらいでベッドから解放される予定です。
自分で洗面所に行って誰にお世話になることなく遠慮せずうがいしたいと思いました。
ベッド上安静はつらい
ベッドの頭部分を挙上して座っている状態でテーブルを引き寄せようとしました。
しかし、うまくいかずコップがテーブルから落ちて盛大にシーツに水をこぼしてしまいました。
オーバーテーブルはすごく安定が悪いと知っていたのに、失敗してしまった。
掛布団はカバーだけでなく中身まで、敷シーツも広範囲に濡らしてしまいました。
やっちまったーと思う反面、水だからしばらくすれば乾くからいいかと思いました。
でもその辺が冷たいのでバスタオルでもかぶせておこうと思いました。
しかし、バスタオルも手が届かない位置にある・・・
ナースコール押すか?
でもこんなことで押すのも忙しいだろうに悪いな思ってどうしようか考えていました。
そうしたら病院のスタッフらしき人の気配をカーテン越しに感じました。
「すみませーん」と声をかけると、来てくれました。
シーツ交換のスタッフでした。
なんてタイミング!
バスタオルを取ってもらうだけでよかったのに、
「じゃあ、取り換えるわよ。いいのよ、いいのよ、気にしないで!」
「すぐ終わるわよ」と。
話しながらも身体は動かしていて、あっという間に掛布団丸ごと交換してくれました。
シーツは私が動けるようになってからまた来て取り換えてくれることになりました。
やさしい・・・
主治医に意見
主治医も朝、様子を見にきました。
私の記憶では昨日、咳がつらいと訴えた時に主治医は直接見にはきませんでした。
ナースから報告されたり記録をみて知っていると思いましたが、咳がつらかったことを直接訴えたいと思っていました。
昨日はとても咳がつらかったです
え? でも、ネブして良くなったんですよね?
過ぎたこと持ち出されてもね・・・という雰囲気で返答されました。
その言い方にちょっとカチンときたので言い返したくなりました。
先生や看護師さんは私のこと以外にもいろいろ仕事があるでしょうし、3時間なんてあっという間に過ぎるでしょう
でも私はその3時間ずっと咳をし続けていて、しかもいつおさまるかわからない地獄の3時間だったんですよ
「3時間」を強調するように話しました。
そうしたら、私のイラつきを察したようで
・・・そうですね
と少しトーンダウンした声で返答されました。
「同意しておかないとめんどさいことになるわ」と思ったに違いない。
私はクレームではなくまっとうな意見だと思っています。
しかし、クレームととられたかもしれません。
そして「めんどくさい患者」と認定されたかも。
でも非常識な発言をしたとは考えていないのでそう思われても気にしません。
むしろきちんとやらなければ面倒になるって思われれば、きちんとしてくれるんじゃないかって思いました。
やっと自由の身に!
11時頃、学生さんが指導係とともにやってきました。
9時台には来てもらえると思っていたのですごく遅く感じました。
こんなに遅いなら朝の歯磨きを断るんじゃなかったって思いました。
まだ点滴が入っているので着替えの手伝いと、初回歩行の確認、尿管を抜く予定です。
いろいろ打ち合わせをしていたのでしょう。
ナースであればそんなのさっさと終わらせます。
しかし、学生さんはいちいち着替えの方法とか、尿管を抜くときの手順・注意点、必要な物品を指導係に自分の言葉で説明して、許可をもらってから行動に移すので時間がかかるのです。
やっと・・・やっとベッドから離れられる!
(≧▽≦)
そして尿管も抜いてもらえる!
初回歩行はめまいもしないし、傷も痛まないし、足もふらつきませんでした。
良し! 全然問題なし。
尿管を抜くときはちょっと痛かったです。
もとから尿管挿入の違和感がすごく強かったので、その違和感を感じながら抜けたという感じです。
力を抜いて、ゆっくり呼吸していましたが抜去する痛みは軽減されたとは言えなかったかなと思いました。
ただ、お尻に力が入るとの尿道付近にも力が入ってしまうのでなるべくリラックスしているほうが良いと思います。
それにしてもこの尿管を抜く時の体勢はとてつもなく恥ずかしいです。
看護師に怒り
今日の担当ナースは昨日の日勤ナースと同じです。
あらためて彼女を観察しました。
この感じは自分のやることしか見えない視野の狭いタイプです。
まだ2、3年目かな?
だいたいのことはできるようになったけど、まだ周囲を見渡せないお年頃でしょう。
このあと、やっぱりダメだなと思う出来事がおきます。
尿管を抜いてもらうときのことです。
ベッドに仰向けにねて、膝を立て、足をがばっと広げている恥ずかしい体勢です。
廊下の向こうから走ってくる足音が聞こえました。
自分には関係ないだろうと思っていたら、突然、バッ!とカーテンが開きました。
ちょっ!!
びっくりです。
私は足を広げたままの体勢だったので陰部が丸見えの状態です。
反射的に「処置中ですよ!」と声をあげてしまいました。
「あ」と声が聞こえすぐにカーテンは閉まりました。
しかし私に謝罪することはなく指導係のナースに「もう抜いちゃった?」と声をかけています。
一瞬でしたがすぐに今日の担当ナースだとわかりました。
そのナースが手に検査に提出する容器を持っているのが見えたので、おそらく血尿を検査に出すように医師から指示されたのでしょう。
「そうか、もう抜いちゃったのか」と独り言がきこえ、私に対しては何の言葉もなく去っていきました。
私はその態度に驚いてその後言葉も出ませんでした。
モノ申したい
この後、この担当ナースは点滴抜きにくるので一言いってやろうかと思いました。
でもやめました。
おそらくこのナースと私の常識は全く別のところにあると思ったからです。
話しが通じなくてイライラしそうです。
会話もしたくないほど嫌悪感でいっぱいになってしまいました。
私が何を言ってもクレームつけられたと解釈するだけでしょう。
でも何も訴えないのも私が納得できない。
本当は師長に直接訴えたかったのですがここの師長はちっとも顔をみせません。
ご意見箱に書いてやると思いました。
術後1日目もいろいろあり、記事がすごく長くなってしまいました。
術後1日目(午後)に続きます。